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一級ゴリラ日記

アラサーのへぼゴリラ。目標はゴリラ。

妻が夢を見た:ジャコウガイのメンテナンスの仕事

日記

今朝、妻が布団から出るとすぐ、先に起きてくつろいでいた僕に、

「夢を見た」

と話しかけてきた。

 

妻は夢の中では、海の近くの町に住んでいた。

その町に住む人は、皆10年あるいは20年という長さで、

「冬眠」するのだそうだ。

もっとも、寒い冬を越すまでのみ眠るのではないのだから、「冬眠」という単語はふさわしくないのかもしれない。が、ともかく「冬眠」するのだそうだ。

彼らが眠る場所は、巨大なジャコウガイの貝殻の内側、

巨大というと、おおよそ2階建ての家ほどの大きさだそうだ。そのジャコウガイの貝殻で10年あるいは20年を眠って過ごすのだそうだ。

妻は、その夢の中で、ジャコウガイの貝殻のメンテナンスの仕事をしているのだという。

彼らが「冬眠」している間、彼らの入ったジャコウガイの貝殻は、苔や植物に侵されていく。ひどい場合、植物に覆われたジャコウガイは開くことができず、冬眠から覚めた彼らが貝殻から出られないこともある。

そうならないよう、ジャコウガイの貝殻を定期的に清掃したりすることが妻の仕事だそうだ。

ジャコウガイのメンテナンスの仕事は、基本的に前金制なのだという。なぜなら、「冬眠」中に眠ったものが死んでしまうことがあり、金が回収できないからなのだという。

ただしメンテナンスの費用が回収できなくても、収支が全く合わないわけではない。前述のように、「冬眠」中に貝殻の内側で死んでしまった場合、そのジャコウガイの貝殻はメンテナンスを請け負ったものの所有になるのだそう。「冬眠」ができるほどの大きさのジャコウガイの貝殻は、数百万円以上で取引がされるため、それを換金すればメンテナンス費用よりも大きな利益を得ることができる。

もっともすべての「冬眠」者が死ぬわけではないし、死ぬとしてもいつ死ぬかわからない。したがって、金は先に最低限回収しないと、商売としてはあまりに不安定、だから前金というわけだ。 

 

そんな夢。

筒井康隆みたいだねと話した。